“行縢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むかばき70.0%
ムカバキ30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに花やかな弓小手ゆごて、太刀を佩き短刀を差して頭に綾藺笠あやいがさ、腰には夏毛の行縢むかばき、背には逆顔さかづらえびら、手には覚えの弓、太くたくましい馬をかせて
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
越中守として踏み歩いた越路の泥のかたが、まだ行縢むかばきから落ちきらぬ内に、もうまた、都を離れなければならぬ時の、迫って居るような気がして居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
越中守として踏み歩いた越路コシヂの泥のかたが、まだ行縢ムカバキから落ちきらぬ内に、もうマタ、都を離れなければならぬ時の、迫つて居るやうな氣がして居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
越中守として踏み歩いた越路コシヂの泥のかたが、まだ行縢ムカバキから落ちきらぬ内に、もうマタ、都を離れなければならぬ時の、迫つて居るやうな氣がして居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)