“越路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こしじ52.0%
こしぢ32.0%
コシヂ16.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
色と言い、また雪の越路こしじの雪ほどに、世に知られたと申す意味ではないので——これは後言くりごとであったのです。……不具かたわだと言うのです。
雪霊記事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いろひ、またゆき越路こしぢゆきほどに、られたとまを意味いみではないので——これ後言くりごとであつたのです。……不具かたはだとふのです。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
越中守として踏み歩いた越路コシヂの泥のかたが、まだ行縢ムカバキから落ちきらぬ内に、もうマタ、都を離れなければならぬ時の、迫つて居るやうな氣がして居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)