“こしじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
越路81.3%
高志路18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
作者に云うべき小言を、役者の方へ持ってくるのは、近松の作を知るために、越路こしじ浄瑠璃じょうるりが聴きたいと云う愚物と同じ事だと云って門野に話した。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
白馬の裏を越路こしじの方へ出ると、大きな沼や、池が、いくつもあると聞いたが、多分そうなんでしょう。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
南魚沼郡では苗代の種籾の残りを乾してって、特に石臼で荒く挽いたイリ米というものがあった。これはかゆに煮て病人の食餌しょくじにしたというから(高志路こしじ三巻七号)、名は同じでも別のものである。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)