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きかざ
ふりがな文庫
“
着飾
(
きかざ
)” の例文
それらの
男
(
おとこ
)
は、
楽器
(
がっき
)
を
鳴
(
な
)
らしたり、
歌
(
うた
)
をうたったりしました。
娘
(
むすめ
)
らは、いずれも
美
(
うつく
)
しく
着飾
(
きかざ
)
って、これまでになくきれいに
見
(
み
)
えました。
青い時計台
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さゝ、ヂュリエットを
起
(
おこ
)
して、
着飾
(
きかざ
)
らせい。
俺
(
おれ
)
は
往
(
い
)
てパリスどのに
挨拶
(
あいさつ
)
せう。……さゝ、
急
(
いそ
)
げ/\。
婿
(
むこ
)
どのは
最早
(
もう
)
來
(
わ
)
せたわ。
急
(
いそ
)
げ
急
(
いそ
)
げ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
宗助
(
そうすけ
)
にはそれが
意外
(
いぐわい
)
であつた。
然
(
しか
)
し
大
(
たい
)
した
綺羅
(
きら
)
を
着飾
(
きかざ
)
つた
譯
(
わけ
)
でもないので、
衣服
(
いふく
)
の
色
(
いろ
)
も、
帶
(
おび
)
の
光
(
ひかり
)
も、
夫程
(
それほど
)
彼
(
かれ
)
を
驚
(
おどろ
)
かす
迄
(
まで
)
には
至
(
いた
)
らなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
誰
(
だれ
)
も彼もが
華
(
はな
)
やかに
着飾
(
きかざ
)
り、それぞれ美しい花のついた葵の
鬘
(
かずら
)
をかけて、
衣裳
(
いしょう
)
には葵の
蘰
(
かずら
)
をつけている。……
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
着飾
(
きかざ
)
った芸者たちがみがき上げた顔をびりびりするような
夜寒
(
よさむ
)
に惜しげもなく
伝法
(
でんぽう
)
にさらして、さすがに
寒気
(
かんき
)
に足を早めながら、
招
(
よ
)
ばれた所に繰り出して行くその様子が
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
村の男や女が
着飾
(
きかざ
)
つて、ぞろ/\この宮の
境内
(
けいだい
)
に集まつて、
佐倉宗五郎
(
さくらそうごらう
)
の
覗
(
のぞ
)
きカラクリの前に立つたり、頭は犬で
身體
(
からだ
)
は蛇の
觀
(
み
)
せ
物小屋
(
ものごや
)
に入らうか入るまいかと相談したり
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
小児
(
こども
)
を
着飾
(
きかざ
)
らせて
一人々々
(
ひとり/\
)
乳母を附けて芝居を見せようと云ふ
豪奢
(
がうしや
)
な
性質
(
たち
)
、和上が何かに附けて奥方の町人
気質
(
かたぎ
)
を賎むのを
親思
(
おやおも
)
ひの奥方は、じつと辛抱して
実家
(
さと
)
へ帰らうともせず
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
着飾
(
きかざ
)
つた若い花見の男女を
載
(
の
)
せて
勢
(
いきほひ
)
よく走る車の
間
(
あひだ
)
をば、お
豊
(
とよ
)
を
載
(
の
)
せた老車夫は
梶
(
かぢ
)
を
振
(
ふ
)
りながらよた/\歩いて橋を渡るや
否
(
いな
)
や
桜花
(
あうくわ
)
の
賑
(
にぎは
)
ひを
外
(
よそ
)
に、
直
(
す
)
ぐと
中
(
なか
)
の
郷
(
がう
)
へ
曲
(
まが
)
つて
業平橋
(
なりひらばし
)
へ出ると
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
王様は
櫓
(
やぐら
)
に上がって、
大勢
(
おおぜい
)
の家来達と
酒宴
(
しゅえん
)
をなされました。お城の門は表も裏もすっかり開け放されて、城下の人達が大勢はいって来ました。皆美しく
着飾
(
きかざ
)
って、お城の庭で踊りを致しました。
お月様の唄
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
一
年
(
ねん
)
に、一
度
(
ど
)
待
(
ま
)
たれた
休
(
やす
)
み
日
(
び
)
ですから、
娘
(
むすめ
)
たちは、
着飾
(
きかざ
)
って、きゃっきゃっといって、
友
(
とも
)
だちの
家
(
うち
)
などを
歩
(
ある
)
きまわりました。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
飾
常用漢字
中学
部首:⾷
13画
“着”で始まる語句
着
着物
着換
着更
着替
着衣
着流
着附
着手
着座