“蘰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カヅラ42.9%
かずら14.3%
かざらし14.3%
かづら14.3%
カツラ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まきもくの穴師アナシの山びとも、空想の仙人や、山賤ヤマガツではなく、正真正銘山カヅラして祭りのニハに臨んだ謂はゞ今の世の山男の先祖に当る人々をしたのだ、と柳田国男先生の言はれたのは、動かない。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
みんなこうして、一人残らず、ちゃあんと葵のかずらかずらをつけておりますもの。(仲間の女に同意を求め)ねえ?
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
きのうばかりは、あなたもふうむ、ふうむとおうなりになったから、気の毒なかざらしのさ百合が凋んだのもうべなりでしょう。
おほよそ此の国の古語ふることに、一一二かづら一一三だれ一一四珠衣たまぎぬたぐひは、かたちをほめ清きをむることばなるから、清水しみづをも玉水玉の井玉河ともほむるなり。毒ある流れをなど一一五玉てふことばかうむらしめん。
穴師アナシ神人の漂遊宣教は、播磨風土記によつて知られるが、同時に此詞章が、神楽歌採物トリモノカツラ」のものである事を思ふと、様々な事を考へさせられる。