“佐倉宗五郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さくらそうごろう66.7%
さくらそうごらう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余輩の聞くところにて、人民の権義を主張し正理を唱えて政府に迫り、その命を棄てて終わりをよくし、世界中に対して恥ずることなかるべき者は、古来ただ一名の佐倉宗五郎さくらそうごろうあるのみ。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
われかつて『ウィルヘルム・テル』の劇を見たりし時、しいたげられしといふ瑞西スィツルの土民、その暴主と問答する態度の豪気ある事、決してわが佐倉宗五郎さくらそうごろうの如き戦々兢々たるの比にあらざる事を知れり。
矢立のちび筆 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
村の男や女が着飾きかざつて、ぞろ/\この宮の境内けいだいに集まつて、佐倉宗五郎さくらそうごらうのぞきカラクリの前に立つたり、頭は犬で身體からだは蛇の物小屋ものごやに入らうか入るまいかと相談したり
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)