“佐橋甚五郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さはしじんごろう50.0%
さばしじんごらう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれは天正てんしょう十一年に浜松はままつ逐電ちくてんした時二十三さいであったから、今年は四十七になっておる。太いやつ、ようも朝鮮人になりすましおった。あれは佐橋甚五郎さはしじんごろうじゃぞ
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これは横着な交換手に対する彼の戦法の一つである。いつか銀座尾張町をはりちやうの自働電話へはひつた時にはやはりベルを鳴らし鳴らし、とうとう「佐橋甚五郎さばしじんごらう」を完全に一篇読んでしまつた。
あばばばば (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)