“甚五郎”の読み方と例文
読み方割合
じんごろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甚五郎じんごろうの彫ったりゅうは夜な夜な水を吹いたという話だが、狩野かのうのほうにだって、三人や五人、左甚五郎がいねえともかぎらねえんだ。
「この頃はお友達の詩人の藤村ふじむら女史に来て貰って、バロック時代の服飾ふくしょくの研究を始めた」とか「日本のバロック時代の天才彫刻家左甚五郎じんごろう作のねむねこを ...
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
小花ねえさんに梅子さんの甚五郎じんごろうが見せたくつてよ、いいえ文子さんこそ人形のくせに笑つてばかしゐましたといふ後より兼吉も下りて、本当に今日の暑い事ねえと何気なけれど
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)