“服飾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こしらえ20.0%
ふくしよく20.0%
なり20.0%
ふくしょく20.0%
みなり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お政は鼠微塵ねずみみじんの糸織の一ツ小袖に黒の唐繻子とうじゅすの丸帯、襦袢じゅばん半襟はんえりも黒縮緬ちりめんに金糸でパラリと縫のッた奴か何かで、まず気の利いた服飾こしらえ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
服飾ふくしよくの事は前回にてしるおはりたれば是より飮食の事を記すべし先づみ物には如何なる種類しゆるゐ有りしかと云ふに、人生じんせいく可からざる水は勿論もちろん
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
アノネ貴君あなた、今日のお嬢さまのお服飾なりは、ほんとにお目に懸けたいようでしたヨ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「この頃はお友達の詩人の藤村ふじむら女史に来て貰って、バロック時代の服飾ふくしょくの研究を始めた」とか「日本のバロック時代の天才彫刻家左甚五郎じんごろう作のねむねこを ...
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
髭に続いてちがいのあるのは服飾みなり白木屋しろきや仕込みの黒物くろいものずくめには仏蘭西フランス皮のくつ配偶めおとはありうち、これを召す方様かたさまの鼻毛は延びて蜻蛉とんぼをもるべしという。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)