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服裝
読み方 | 割合 |
なり | 44.0% |
ふくさう | 28.0% |
みなり | 12.0% |
ふくそう | 12.0% |
いでたち | 4.0% |
|
彼は
其時服裝にも、
動作にも、
思想にも、
悉く
當世らしい
才人の
面影を
漲らして、
昂い
首を
世間に
擡げつゝ、
行かうと
思ふ
邊りを
濶歩した。
大概のことでは一
向に
騷がぬやうな
彼の
容子が
外からではさうらしくも
見えるのであつた。も一つは
服裝を
決して
崩さぬことであつた。
「さうだこと
云つたつておめえ、
以前から
他人のこと
切つたこともねえ
癖に」
側から
服裝の
好い
婆さんが
貶していつた。
股引 土偶に據りてコロボツクルの
服裝を考ふるに、身体の上半は
筒袖の上着を以て覆ひ、下半は股引を以て
覆ふ。着服の順序より云へば先づ股引に付いて
述ぶるを
適當とす。此物に二種の別有り。
旅僧は
年紀四十二三、
全身黒く
痩せて、
鼻隆く、
眉濃く、
耳許より
頤、
頤より
鼻の
下まで、
短き
髭は
斑に
生ひたり。
懸けたる
袈裟の
色は
褪せて、
法衣の
袖も
破れたるが、
服裝を
見れば
法華宗なり。