“法華宗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほっけしゅう57.1%
ほつけしう28.6%
ほっけっしゅう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法華宗ほっけしゅうの僧侶が衆人に向いて、念仏を唱うるなかれというのみにて、あえて自家の題目を唱えよと勧むるには非ざるも、その念仏を禁ずるの際に
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
雨戸あまどうちは、相州さうしう西鎌倉にしかまくら亂橋みだればし妙長寺めうちやうじといふ、法華宗ほつけしうてらの、本堂ほんだうとなつた八でふの、よこなが置床おきどこいた座敷ざしきで、むかつて左手ゆんでに、葛籠つゞら革鞄かばんなどをいたきはに、山科やましなといふ醫學生いがくせい
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
トンツクと団扇太鼓うちわだいこが鳴りだしたのは、法華宗ほっけっしゅうにこって、かたときもそれを手ばなさないお煎餅屋せんべいやのおかみさんが、ここへもそれを持ってきて、やにわにたたきはじめたのだ。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)