“藤村”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうそん50.0%
ふじむら38.5%
ふぢむら11.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治の新体詩というものも、藤村とうそん時代の成果を結ぶまでに長い時日がかかっており、初期のものは全く幼稚で見るに耐えないものであった。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
かばんから色んなものが出る。山本山やまもとやまの玉露・栄太郎の甘納豆・藤村ふじむら羊羹ようかん玉木屋たまきや佃煮つくだに・薬種一式・遊び道具各種。到れりつくせりだ。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
たゞる、日本橋にほんばし檜物町ひものちやう藤村ふぢむら二十七疊にじふしちでふ大廣間おほひろま黒檀こくたん大卓だいたくのまはりに、淺葱絽あさぎろ座蒲團ざぶとんすゞしくくばらせて、一人ひとり第一番だいいちばん莊重さうちようひかへてる。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)