“とうそん”の漢字の書き方と例文
語句割合
藤村100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亡くなった大貫と木村荘太とか藤村とうそん党で、よく藤村氏を代地の家に訪ねた。後藤は荷風かふう党で、永井君の小説を真似た。和辻は日本の「アンナ・カレニナ」を計画した。
芝、麻布 (新字新仮名) / 小山内薫(著)
まず藤村とうそんがおもかげに立つ。鶴見が藤村をはじめてたずねたのは、『落梅集らくばいしゅう』が出る少し前であったかと思う。そう思うと同時に、種々雑多な記憶がむらがってよみがえってくる。
藤村とうそんの『破戒はかい』という小説をかって来ました。今三分一ほどよみかけた。風変りで文句などを飾って居ない所と真面目で脂粉の気がない所が気に入りました。何やら蚊やら以上。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)