“落梅集”の読み方と例文
読み方割合
らくばいしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本堂の机の上には乱れ髪、落梅集らくばいしゅう、むさし野、和尚おしょうさんが早稲田に通うころよんだというエノックアーデンの薄い本がのせられてあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
まず藤村とうそんがおもかげに立つ。鶴見が藤村をはじめてたずねたのは、『落梅集らくばいしゅう』が出る少し前であったかと思う。そう思うと同時に、種々雑多な記憶がむらがってよみがえってくる。