“破戒”の読み方と例文
読み方割合
はかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤村(とうそん)の『破戒(はかい)』という小説をかって来ました。今三分一ほどよみかけた。風変りで文句などを飾って居ない所と真面目で脂粉の気がない所が気に入りました。何やら蚊やら以上。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
この日課を始めた時、僕はまず「破戒(はかい)」を読んできかせました。次に「多情仏心(たじょうぶっしん)」を。父はいずれも興(きょう)がって聴きました。しかし父は自分から求めることはしません。いつも僕が押しつけるのです。
わが師への書 (新字新仮名) / 小山清(著)
なれども、しかしそんな小さな事に非常に注意するに拘(かかわ)らず、人の小僧を夜中担(かた)げて往ってからして破戒(はかい)な事を行うて平気で居るというその真意が分らない。朦昧(もうまい)といってよいか馬鹿といってよいか。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)