“はかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
破壊71.4%
破戒14.3%
破壞9.5%
破潰4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし加害者が某検校にあらずして某女師匠であったとすれば器量自慢までが面憎つらにくかったに違いないから彼女の美貌を破壊はかいし去ることに一層の快味を覚えたであろう。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
この日課を始めた時、僕はまず「破戒はかい」を読んできかせました。次に「多情仏心たじょうぶっしん」を。父はいずれもきょうがって聴きました。しかし父は自分から求めることはしません。いつも僕が押しつけるのです。
わが師への書 (新字新仮名) / 小山清(著)
し七ぐわつ以前いぜんのやうな經濟状態けいざいじやうたいがそのまゝ持續ぢぞくしたならば、あの不安定ふあんていなる状態じやうたいすゝむにしたがつて益々ますます不安定ふあんていになつて、經濟界けいざいかい破壞はかいされるだらうとふことは、たしかな事實じじつかんがへてる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
七月十五日から、総攻撃は開始され、猛烈な砲撃のもとに、忽ち、外城そとじろを破り、敵の水の手を破潰はかいすることに成功した。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)