“ぶちこわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打壊38.5%
打毀30.8%
打破19.2%
破壊7.7%
打砕3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんな一国いっこくなことを言って、大勢の威勢で打壊ぶちこわしにでも会った日には、ちっとやそっとの金では埋合せがつかない」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こんなものを残しておくのはよくないから、いっそ打毀ぶちこわして焚いてしまおうと父が言いますと、もともと十五銭で買ったものですから、孝平にも異存はありません。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
わかったか馬鹿野郎ばかやろう!』と、イワン、デミトリチはさけんで、こぶしかためてたたく。『やいけろ! けろ! けんか! 開けんなら打破ぶちこわすぞ! 人非人ひとでなし! 野獣けだもの!』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
と、せっかくの興を破壊ぶちこわして、突然叫んだものがある。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と云ううちに、二人とも一生懸命で路次の戸を打砕ぶちこわして逃出しました。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)