“野獣”のいろいろな読み方と例文
旧字:野獸
読み方割合
やじゅう57.1%
けもの28.6%
けだもの14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば野獣やじゅう盗賊とうぞくもない国で、安心して野天のてんや明けはなしの家でると、風邪かぜを引いてはらをこわすかもしれない。○をさえると△があばれだす。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
私は野獣けもののような荒い佐久女の本性に帰って、「御母さん、御母さん」と目的あてどもなく呼んで、相生町の通まで歩いて参りました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
わかったか馬鹿野郎ばかやろう!』と、イワン、デミトリチはさけんで、こぶしかためてたたく。『やいけろ! けろ! けんか! 開けんなら打破ぶちこわすぞ! 人非人ひとでなし! 野獣けだもの!』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)