“やじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野獣80.0%
夜中10.0%
弥十10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき、野獣やじゅうがのどのかわきをうるおして、河から帰ってきましたが、娘を見るとびっくりして、そばをとびすぎていきました。むりもありません。
謙作はの女と島田の女でじぶんを寝室にれて往くのを知りながら睡ったふりをしていた。夜の明け方になって一夜中やじゅう睡らずにいた謙作の手は、女の左の腕に往った。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「八兄哥あにい、——一応その三人が怪しいと思うのはもっともだが、寺男の弥十やじゅうはこの寺に四十年も勤めている忠義者で、取って七十一だぜ、小坊主は十三と十一、まだろくに味噌もれねえ」