“やちゆう”の漢字の書き方と例文
語句割合
夜中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忠実な尾行巡査は、どんなどしや降りの夜中やちゆうにも、ふくろのやうにじつと眼を光らせて闇のなかに立つてゐた。
夜中やちゆうかく怒りの声きこへては、下女などが目を醒まし誤つて夫の帰りの遅きをば、私がとやかく言ひ争ふなど思はれましては、実に不面目極まる事と思ひましたが
こわれ指環 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
「體よく夜中やちゆうに追ひ出されたも同樣だ。」かう考へて、渠は重い足を運ぶ。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)