夜中やじゅう)” の例文
謙作はの女と島田の女でじぶんを寝室にれて往くのを知りながら睡ったふりをしていた。夜の明け方になって一夜中やじゅう睡らずにいた謙作の手は、女の左の腕に往った。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)