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野獣
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けもの
ふりがな文庫
“
野獣
(
けもの
)” の例文
旧字:
野獸
私は
野獣
(
けもの
)
のような荒い佐久女の本性に帰って、「御母さん、御母さん」と
目的
(
あてど
)
もなく呼んで、相生町の通まで歩いて参りました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私は初めて人間の生血を
吸
(
と
)
る、恐ろしい
野獣
(
けもの
)
の所為をまのあたり見た。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
兄の耳の
辺
(
あたり
)
を打ち返した。二人の兄弟は怒の為に身を忘れて、互に肩を聳して、丁度
野獣
(
けもの
)
のやうに
格闘
(
あらそひ
)
を始める。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
野獣
(
けもの
)
のように土だらけな足をして
谷間
(
たにあい
)
を
馳歩
(
かけある
)
いた私が、結構な畳の上では
居睡
(
いねむり
)
も出ました位です。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
まるで帯とけひろげのように見える荒くれた女が
野獣
(
けもの
)
のように走って行くのもあった。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“野獣”の意味
《名詞》
野 獣(やじゅう)
野生の獣。
(出典:Wiktionary)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
獣
常用漢字
中学
部首:⽝
16画
“野獣”で始まる語句
野獣檻
野獣派