“格闘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくとう80.8%
たたかい7.7%
あらそい7.7%
あらそひ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その景色が素戔嗚には、不思議に感じるくらい平和に見えた。それだけまた今までの格闘(かくとう)が、夢のような気さえしないではなかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
二人は引組(ひっく)んだままで崖から転げ落ちると、下には幸いに熊笹が茂っていたので、身体には別に怪我(けが)もなかった。けれども、格闘(たたかい)は此(こ)のままに止(や)まなかった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
やがて引き出そうとする、出まいとする、その格闘(あらそい)の気勢(けはい)。と知るや、物をも言わずに味噌松は階下へ跳び下りる。
兄の耳の辺(あたり)を打ち返した。二人の兄弟は怒の為に身を忘れて、互に肩を聳して、丁度野獣(けもの)のやうに格闘(あらそひ)を始める。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)