“格天井”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうてんじょう77.3%
がうてんじやう18.2%
がうでんじやう4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思いながら美事な香木で作った格天井ごうてんじょうを見ていましたが、熱い熱い涙がおのずと眼の中に溢れて、左右にわかれて流れ落ちました。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
これは後で見ると、悉く下の大廣間の格天井がうてんじやうかれた、天人の眼や、蝶々の羽の紋や、牡丹ぼたんしべなどであつたと言ふことです。
はつとおもへば、からすほどの真黒まつくろとり一羽いちは虫蝕むしくひだらけの格天井がうでんじやうさつかすめて狐格子きつねがうしをばさりと飛出とびだす……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)