トップ
>
格天井
>
がうてんじやう
ふりがな文庫
“
格天井
(
がうてんじやう
)” の例文
これは後で見ると、悉く下の大廣間の
格天井
(
がうてんじやう
)
に
描
(
か
)
かれた、天人の眼や、蝶々の羽の紋や、
牡丹
(
ぼたん
)
の
蕊
(
しべ
)
などであつたと言ふことです。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
几帳
(
きちやう
)
とも、
垂幕
(
さげまく
)
とも
言
(
い
)
ひたいのに、
然
(
さ
)
うではない、
萌黄
(
もえぎ
)
と
青
(
あを
)
と
段染
(
だんだら
)
に
成
(
な
)
つた
綸子
(
りんず
)
か
何
(
なん
)
ぞ、
唐繪
(
からゑ
)
の
浮模樣
(
うきもやう
)
を
織込
(
おりこ
)
んだのが
窓帷
(
カアテン
)
と
云
(
い
)
つた
工合
(
ぐあひ
)
に、
格天井
(
がうてんじやう
)
から
床
(
ゆか
)
へ
引
(
ひ
)
いて
蔽
(
おほ
)
うてある。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
当時に
有名
(
なうて
)
の番匠川越の源太が受負ひて作りなしたる谷中感応寺の、何処に一つ批点を打つべきところ有らう筈なく、五十畳敷
格天井
(
がうてんじやう
)
の本堂、橋をあざむく長き廻廊、
幾部
(
いくつ
)
かの客殿、大和尚が
居室
(
ゐま
)
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
樽屋さんが、寺の
格天井
(
がうてんじやう
)
が一と小間が痛んで居るのを氣にして、一つだけ前の日にそつと外して置き、翌る朝歸る時、風呂敷に包んで持つて行かれました。
銭形平次捕物控:274 贋金
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“格天井”の意味
《名詞》
角材を格子状に組み、その上に板を張った天井。
(出典:Wiktionary)
格
常用漢字
小5
部首:⽊
10画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
井
常用漢字
小4
部首:⼆
4画
“格”で始まる語句
格子
格子戸
格別
格好
格
格闘
格子縞
格子窓
格言
格納庫