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織込
ふりがな文庫
“織込”の読み方と例文
読み方
割合
おりこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おりこ
(逆引き)
その
虚構
(
うそ
)
の天国を構成する材料に
織込
(
おりこ
)
んで来たつもりで、却って一種の
戦慄
(
せんりつ
)
すべき脅迫観念の地獄絵巻を描き現わして来ました彼女は、遂に彼女自身を
少女地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
几帳
(
きちやう
)
とも、
垂幕
(
さげまく
)
とも
言
(
い
)
ひたいのに、
然
(
さ
)
うではない、
萌黄
(
もえぎ
)
と
青
(
あを
)
と
段染
(
だんだら
)
に
成
(
な
)
つた
綸子
(
りんず
)
か
何
(
なん
)
ぞ、
唐繪
(
からゑ
)
の
浮模樣
(
うきもやう
)
を
織込
(
おりこ
)
んだのが
窓帷
(
カアテン
)
と
云
(
い
)
つた
工合
(
ぐあひ
)
に、
格天井
(
がうてんじやう
)
から
床
(
ゆか
)
へ
引
(
ひ
)
いて
蔽
(
おほ
)
うてある。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
淺草
(
あさくさ
)
でも、
銀座
(
ぎんざ
)
でも、
上野
(
うへの
)
でも——
人
(
ひと
)
の
往來
(
ゆきき
)
、
店
(
みせ
)
の
構
(
かま
)
へ、
千状萬態
(
せんじやうばんたい
)
、
一卷
(
ひとまき
)
に
道中
(
だうちう
)
の
繪
(
ゑ
)
に
織込
(
おりこ
)
んで——また
内證
(
ないしよう
)
だが——
大福
(
だいふく
)
か、
金鍔
(
きんつば
)
を、
豫
(
かね
)
て
袂
(
たもと
)
に
忍
(
しの
)
ばせたのを、ひよいと
食
(
や
)
る、
其
(
そ
)
の
早業
(
はやわざ
)
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
織込(おりこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
織
常用漢字
小5
部首:⽷
18画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“織”で始まる語句
織
織物
織田
織田信長
織部
織女
織屋
織機
織女星
織部正
“織込”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
夢野久作