“窓帷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カアテン38.9%
カーテン38.9%
まどかけ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
窓帷カアテンをひいた硝子窓ガラスまどのところで、瀬戸の火鉢ひばちに当たって小説の話をしていると、電話がかかって来て、葉子は下へおりて行った。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
窓帷カーテンをあけて、みつ子は窓から庭を見降した。やはらかな朝の日射が、ふかぶかと花壇の草花にふりそゝいでゐる。
香水の虹 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
築地外科病院の鉄扉てっぴは勿論しまって居た。父のと思わるゝ二階の一室に、ひいた窓帷まどかけしに樺色かばいろの光がさして居る。余は耳を澄ました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)