“カーテン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
窓掛26.8%
窓帷17.1%
9.8%
7.3%
垂帛4.9%
窓帳4.9%
窓掩4.9%
帷幄2.4%
帷幕2.4%
緞帳2.4%
布簾2.4%
帷布2.4%
帷帳2.4%
幕帷2.4%
窓布2.4%
窓飾2.4%
門幕2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その窓には非常に綿密なドローン・ウォークを施した、高価なものらしい白麻の窓掛カーテンが懸かって、一面にまぶしいハレーションを放射している。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
僕は気のせいか、或かすかな物音を——窓ガラスを誰かが極めて静かに叩いている様な物音を聞いた様に思ったのです。僕は立って窓帷カーテンを開けてみました。
象牙の牌 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
さて、彼と彼の助力者たちは、カーテンの後に引き退さがつた。デント大佐に率ゐられた、も一つの組は、半圓形に列べた椅子に掛けた。
カーテンの一隅を石にしばりつけて、飛ばぬようにしているところにお目をとめられたい。上にある長い布片は日除の性質を持っている。内部には草履や下駄が見える。
硝子戸が六枚、其内側に吊した白木綿の垂帛カーテンに洋燈の光が映えて、廂の上の大きなペンキ塗の看板には、「小宮洋服店」と書いてあつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
窓には窓帳カーテンが引いてあったけれども、ちょうど張った針金が少しゆるんで、上の方に弧形こけいの隙間が出来ていた。内部の話し声は聞えぬけれども、中の様子は逐一うかがい見る事が出来る。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
美奈子は、朝眼が覚めると、寝床ベッドの白いシーツの上に、緑色の窓掩カーテンを透して、朝の朗かな光が、たわむれているのを見ると、急に幸福な感じで、胸が一杯になった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
が、その鐘は今や深い、鈍い、空洞うつろな、陰鬱な一時を打った。たちまち室中に光が閃き渡って、寝床の帷幄カーテンが引き捲くられた。
居間というのは襤褸の帷幄カーテンの背後になっている空間であった。その老爺は階段の絨緞を抑えて置く古い鉄棒で火を掻き集めた。
彼は帷幕カーテンの外から顔を差し入れただけで、思わずハッとして立ちすくんでしまった。前回にはいささかも覚えなかったところの、不思議な衝動に襲われたからだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
勿論あの夜は、伸子さんが花瓶を倒し、それと入れ代りにダンネベルグ夫人が入って来て、しかも激奮に燃えた夫人は、寝室の帷幕カーテンの間から、右肩のみを現わしていました。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そして、ちょうどこの超頂点ウルトラクライマックスが、はっきりと三人の感覚的限界を示していたからであった。そこで法水は、この北方ゴート式悲劇に次幕の緞帳カーテンを上げた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「サア熊城君、終幕の緞帳カーテンを上げてくれ給え。恐らく今度の幕が、僕の戴冠式になるだろうからね」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかし両手を門に掛けると、すぐに、これは少し気短かに過ぎると感じて、出しかけた手を引込め、埃のたくさん溜った布簾カーテン放下ほかした。
幸福な家庭 (新字新仮名) / 魯迅(著)
彼等は、濃霧の帷布カーテンに遮られて、前夜から何物をも見分けることが出來なかつた。
金糸でややこしい刺繍の紋章を綾取あやどった緋色の帷帳カーテンがユラユラと動いたと思うとサッと左右に開いた。その中の翡翠ひすい色の羽根布団を押除おしのけて一つの驚くべき幻影がムクと起上った。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
男はいひなりにしやがむと、女は書卓を蔽つた古い青い卓布をたぐつて、幕帷カーテンのやうに引いて見せた。其處は往來から完全に匿れた位置がつくられ、二人はすつぽりと顏だけあはせた。
はるあはれ (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
ルパンは窓布カーテンの方に進むが早いかサッとそれを開いた。途端、左の戸口から、ヌッと出た人の顔、真青まっさおな色をして目をぱちくり
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
かつて何かの挿画で見た路易ルイ王朝式というのであったろう……緋色ひいろ羅紗らしゃに黄金色の房を並べた窓飾カーテン卓子被テーブルクロス白塗しろぬりに金銀宝石をちりばめた豪華な椅子や卓子テーブルがモリモリ並んでいる。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
門幕カーテンくぐり出て、「マルクスは子供の泣声の中でも、資本論を書き上げたから彼は偉人である……」
幸福な家庭 (新字新仮名) / 魯迅(著)