窓帳カーテン)” の例文
わたしは窓帳カーテンを引きあけもつとはつきり聞かうとした。月の光が窓の上部をとほして射しこんだ、そして古風な部屋の一部分を照した。
窓には窓帳カーテンが引いてあったけれども、ちょうど張った針金が少しゆるんで、上の方に弧形こけいの隙間が出来ていた。内部の話し声は聞えぬけれども、中の様子は逐一うかがい見る事が出来る。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)