“リドオ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
窓布50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人の男が踏込んで行って、窓布リドオをあげて窓や鎧戸を押しあけると、室内がぱっと明るくなった。
老嬢と猫 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
老嬢はまた鎧戸をしめ窓布リドオをおろし、寝床へちぢこまって、猫をば夜具の下へかくして、外の声を聞かせぬようにして、そしてつかせるために頭を撫でてやるのであった。
老嬢と猫 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
この老猫おいねこと老嬢は、お互いに理解し合っていた。何方どっちもこうした隠者くさい生活が好きで、長い夏の午後なんか、鎧戸を閉めて、窓布リドオをおろしたへやの中に寂然ひっそりと引籠っていた。
老嬢と猫 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
あたしは、もう今晩は楽しすぎて眠ることができないであろう。コン吉よ、君はどうぞ、寝台のリドオを閉めて、あたしに君の顔を見せないようにしてほしいのだ。