“老猫”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おいねこ40.0%
ろうびょう40.0%
ろうみよう20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“老猫”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 日本4.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
寺と寺との間に、亡者の住居すまいに石で裏階子うらばしごを掛けたような、こけすべる落葉のこみち、しかもやぶの下で、老猫おいねこの善良なのがもし化けたら
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はっきりしない頭のどこかで、猫は近所へあずけて来たはずだがと、預けたとはいえ、空家あきやへ残して来た、黒と灰色とのまだらの毛並が、老人としよりのゴマシオ頭のように小汚こぎたならしくなってしまっていた、老猫おいねこのことがうかんだ。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
見れば猫のうちでも、最もたちの悪い老猫ろうびょうだ。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
宋江は居るに苦しく帰るに帰れず、ただ理性と凡情と、そして瞋恚しんいほむらに、てんめんたるまま、あやしき老猫ろうびょう美猫びびょうの魔力に、うつつをなぶられているのみだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
年久くかはるる老猫ろうみようおよ子狗こいぬほどなるが、棄てたる雪のかたまりのやうに長火鉢ながひばち猫板ねこいたの上にうづくまりて、前足の隻落かたしおとして爪頭つまさきの灰にうづもるるをも知らず、いびきをさへきて熟睡うまいしたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)