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老猫
ふりがな文庫
“老猫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おいねこ
42.9%
ろうびょう
42.9%
ろうみよう
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おいねこ
(逆引き)
空家
(
あきや
)
へ残して来た、黒と灰色との
斑
(
まだら
)
の毛並が、
老人
(
としより
)
のゴマシオ頭のように
小汚
(
こぎた
)
ならしくなってしまっていた、
老猫
(
おいねこ
)
のことがうかんだ。
遠藤(岩野)清子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
老猫(おいねこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ろうびょう
(逆引き)
宋江は居るに苦しく帰るに帰れず、ただ理性と凡情と、そして
瞋恚
(
しんい
)
の
炎
(
ほむら
)
に、てんめんたるまま、
妖
(
あや
)
しき
老猫
(
ろうびょう
)
と
美猫
(
びびょう
)
の魔力に、
現
(
うつつ
)
をなぶられているのみだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
老猫(ろうびょう)の例文をもっと
(3作品)
見る
ろうみよう
(逆引き)
年久く
飼
(
かは
)
るる
老猫
(
ろうみよう
)
の
凡
(
およ
)
そ
子狗
(
こいぬ
)
ほどなるが、棄てたる雪の
塊
(
かたまり
)
のやうに
長火鉢
(
ながひばち
)
の
猫板
(
ねこいた
)
の上に
蹲
(
うづくま
)
りて、前足の
隻落
(
かたしおと
)
して
爪頭
(
つまさき
)
の灰に
埋
(
うづも
)
るるをも知らず、
齁
(
いびき
)
をさへ
掻
(
か
)
きて
熟睡
(
うまい
)
したり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
老猫(ろうみよう)の例文をもっと
(1作品)
見る
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
猫
常用漢字
中学
部首:⽝
11画
“老”で始まる語句
老
老人
老爺
老婆
老耄
老舗
老獪
老母
老婢
老女
“老猫”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
モーリス・ルヴェル
中里介山
谷崎潤一郎
長谷川時雨
吉川英治
泉鏡花