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爪頭
ふりがな文庫
“爪頭”の読み方と例文
読み方
割合
つまさき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまさき
(逆引き)
長の
年月
(
としつき
)
、この私が
婦人
(
おんな
)
の手一ツで頭から足の
爪頭
(
つまさき
)
までの事を世話アしたから、私はお前さんを御迷惑かは知らないが血を分けた
子息
(
むすこ
)
同様に思ッてます。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
年久く
飼
(
かは
)
るる
老猫
(
ろうみよう
)
の
凡
(
およ
)
そ
子狗
(
こいぬ
)
ほどなるが、棄てたる雪の
塊
(
かたまり
)
のやうに
長火鉢
(
ながひばち
)
の
猫板
(
ねこいた
)
の上に
蹲
(
うづくま
)
りて、前足の
隻落
(
かたしおと
)
して
爪頭
(
つまさき
)
の灰に
埋
(
うづも
)
るるをも知らず、
齁
(
いびき
)
をさへ
掻
(
か
)
きて
熟睡
(
うまい
)
したり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
紺絞りの首抜きの
浴衣
(
ゆかた
)
を着て、赤
毛布
(
ゲット
)
を引き
絡
(
まと
)
い、身を持て余したるがごとくに歩みを運び、
下駄
(
げた
)
の
爪頭
(
つまさき
)
に
戞々
(
かつかつ
)
と
礫
(
こいし
)
を
蹴遣
(
けや
)
りつつ、流れに沿いて
逍遥
(
さまよ
)
いたりしが、
瑠璃
(
るり
)
色に澄み渡れる空を打ち仰ぎて
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
爪頭(つまさき)の例文をもっと
(3作品)
見る
爪
常用漢字
中学
部首:⽖
4画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“爪”で始まる語句
爪
爪先
爪立
爪弾
爪尖
爪繰
爪牙
爪先上
爪紅
爪音
“爪頭”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
二葉亭四迷
泉鏡花