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齁
ふりがな文庫
“齁”の読み方と例文
読み方
割合
いびき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いびき
(逆引き)
年久く
飼
(
かは
)
るる
老猫
(
ろうみよう
)
の
凡
(
およ
)
そ
子狗
(
こいぬ
)
ほどなるが、棄てたる雪の
塊
(
かたまり
)
のやうに
長火鉢
(
ながひばち
)
の
猫板
(
ねこいた
)
の上に
蹲
(
うづくま
)
りて、前足の
隻落
(
かたしおと
)
して
爪頭
(
つまさき
)
の灰に
埋
(
うづも
)
るるをも知らず、
齁
(
いびき
)
をさへ
掻
(
か
)
きて
熟睡
(
うまい
)
したり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
何者かこれ、天地を
枕衾
(
ちんきん
)
として露下月前に快眠せる
漢子
(
おのこ
)
は、数歩のうちにありて
齁
(
いびき
)
を立てつ。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
齁(いびき)の例文をもっと
(2作品)
見る
齁
部首:⿐
19画
“齁”を含む語句
齁々
齁鼾
“齁”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
泉鏡花