“爪牙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうが85.2%
さうが11.1%
つめ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、いかに処罰を恐れたからといって、あの血に飢えた獣人が、これ限りその爪牙そうがを隠して一生を終ることができるであろうか。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
首も廻らぬ借財の、筋の悪きを聞付けて、得たりや応と攻め掛けし、反対党の爪牙さうがに罹り、そが煽動の出訴により、思はぬ外の監獄入り。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
一心不乱に爪牙つめぎ澄ましている二人であったのだ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)