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老猫
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ろうびょう
ふりがな文庫
“
老猫
(
ろうびょう
)” の例文
宋江は居るに苦しく帰るに帰れず、ただ理性と凡情と、そして
瞋恚
(
しんい
)
の
炎
(
ほむら
)
に、てんめんたるまま、
妖
(
あや
)
しき
老猫
(
ろうびょう
)
と
美猫
(
びびょう
)
の魔力に、
現
(
うつつ
)
をなぶられているのみだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尤
(
もっと
)
もこれがまだ
頑是
(
がんぜ
)
ない
仔猫
(
こねこ
)
であったら、訳なく懐くのであろうけれども、こう云う
老猫
(
ろうびょう
)
になって来ると、人間と同じで、習慣や環境の違った場所へ連れて来られると云うことが
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
見れば猫のうちでも、最もたちの悪い
老猫
(
ろうびょう
)
だ。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
猫
常用漢字
中学
部首:⽝
11画
“老”で始まる語句
老
老人
老爺
老婆
老耄
老舗
老獪
老母
老婢
老女