“仔猫”の読み方と例文
読み方割合
こねこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仔猫こねこが垣根から両人をのぞいてつまらなそうに草の穂にたわむれているのを、左膳はちらりと見て刀痕をくねらせて——笑ったのだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「ああ結構です」と臼井はのない茶に咽喉のど湿しめし、「早く分って頂くために、そうですなあ、ああそうだ、仔猫こねこのお話をしましょう」
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
(3)昼間でもよく天井でねずみが騒いでゐたし、それに困つて、お爺さんお婆さんが仔猫こねこを飼つたくらゐだから、きつと、鼠のしわざにちがひない。
仔猫の裁判 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)