“仔羊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こひつじ90.0%
キッド10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お銀は仔羊こひつじのように柔順おとなしくなって来た。笹村の顔色を見ると、じきにその懐へ飛び込んで来るようなれしさを見せて来た。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そして彼の我儘を助長する一方、仔羊こひつじのやうな從順さ、斑鳩まだらばとのやうな敏感さが彼の批判心を喜ばせ、常識を滿足させ、いくらか彼の趣味に合ひさへした。
或る婦人などは仔羊キッドの手袋をもう少し深くはめようとして、破ってしまったほどである。