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仔羊
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こひつじ
ふりがな文庫
“
仔羊
(
こひつじ
)” の例文
お銀は
仔羊
(
こひつじ
)
のように
柔順
(
おとな
)
しくなって来た。笹村の顔色を見ると、じきにその懐へ飛び込んで来るような
狎
(
な
)
れ
狎
(
な
)
れしさを見せて来た。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
そして彼の我儘を助長する一方、
仔羊
(
こひつじ
)
のやうな從順さ、
斑鳩
(
まだらばと
)
のやうな敏感さが彼の批判心を喜ばせ、常識を滿足させ、いくらか彼の趣味に合ひさへした。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
なんでもない時は、それこそ
仔羊
(
こひつじ
)
よりもおとなしいが、何かのはずみで、いきなり猛烈に暴れ出す。で、そばにいると、いつどんな目に会うかもわからない。
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
行儀作法
(
ぎゃうぎさはふ
)
の
生粹
(
きっすゐ
)
ぢゃありやせん、でも
眞
(
ほん
)
の
事
(
こと
)
、
仔羊
(
こひつじ
)
のやうに、
温和
(
おとな
)
しい
人
(
ひと
)
ぢゃ。さァ/\/\、
小女
(
いと
)
よ、
信心
(
しんじん
)
さっしゃれ。……え、もう
終
(
す
)
みましたかえ、お
晝
(
ひる
)
の
食事
(
しょくじ
)
は?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
白い
無気味
(
ぶきみ
)
なものが、あっちへ行ったり、こっちへ来たりして、ちょうど母親を失った
仔羊
(
こひつじ
)
のように、闇のなかを泣き叫ぶのを見たら、おそらく君だってぞっとしたろうと思う。
世界怪談名作集:09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
▼ もっと見る
そしてやうやく
仔羊
(
こひつじ
)
一匹を手に入れ、景品として
棕櫚酒
(
しゆろしゆ
)
一壺を
貰
(
もら
)
ひました。
アフリカのスタンレー
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
眼
(
ま
)
のあたり
牲
(
にへ
)
の
仔羊
(
こひつじ
)
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
生れたての
仔羊
(
こひつじ
)
が、一日じゅう母親を見なかったので、おもてへとび出して、母親の腹に
縋
(
すが
)
りつく。彼はそれらの仔羊に、それぞれ母親を見つけ出してくる。
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
心
(
こゝろ
)
は
夜叉
(
やしゃ
)
!
美
(
うつく
)
しい
虐君
(
ぎゃくゝん
)
ぢゃ!
鳩
(
はと
)
の
翼
(
はね
)
被
(
き
)
た
鴉
(
からす
)
ぢゃ!
狼根性
(
おほかみこんじゃう
)
の
仔羊
(
こひつじ
)
ぢゃ!
見
(
み
)
た
目
(
め
)
は
神々
(
かう/″\
)
しうて
心
(
こゝろ
)
は
卑
(
さも
)
しい!
外面
(
うはべ
)
とは
裏表
(
うらうへ
)
! いやしい
聖僧
(
ひじり
)
、
氣高
(
けたか
)
い
惡黨
(
あくたう
)
! おゝ、
造化主
(
ざうくわしゅ
)
よ
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
学校の子供が、雨天体操場で遊んでいる時のようだ。そのうちの一つが彼の
脚
(
あし
)
の間へ飛び込む。ちょいと気味がわるい。もう一つが、
天窓
(
てんまど
)
の
明
(
あか
)
りの中を躍り上がった。
仔羊
(
こひつじ
)
だ。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
乳母
孃
(
ぢゃう
)
さま! これさ、
孃
(
ぢゃう
)
さま! ヂュリエットさま! ぐっすりと
睡入
(
ねい
)
ってぢゃな、
定
(
ぢゃう
)
? はて、
仔羊
(
こひつじ
)
さんえ! はて、
姫
(
ひい
)
さまえ! ま、こゝなお
寢坊
(
ねばう
)
さんえ! はて、
可憐
(
いとしぼ
)
さん! これの
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
仔
漢検準1級
部首:⼈
5画
羊
常用漢字
小3
部首:⽺
6画
“仔羊”で始まる語句
仔羊皮