“裏表”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらおもて82.4%
うらうへ11.8%
うらはら5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それが少しもわからないんですよ、その上裏表うらおもての門も切戸も内から念入に締って、輪鍵が掛っていたというから変じゃありませんか」
こゝろ夜叉やしゃ! うつくしい虐君ぎゃくゝんぢゃ! はとはねからすぢゃ! 狼根性おほかみこんじゃう仔羊こひつじぢゃ! 神々かう/″\しうてこゝろさもしい! 外面うはべとは裏表うらうへ! いやしい聖僧ひじり氣高けたか惡黨あくたう! おゝ、造化主ざうくわしゅ
此頃ではまるで裏表うらはらになつてしまつて、歌舞伎は一年ましに繁昌して、操りは有れども無きが如くではないか。それを思へば、出雲は好いときに死んだ。
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)