“裏手”の読み方と例文
読み方割合
うらて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きました。ぼうさんはこわごわって、をあけて、裏手うらてをながめますと、そこにふか出来できていて、みずがいっぱいあふれていました。
人馬 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
方角はいへ裏手うらての様にも思へるが、遠いのでしつかりとはわからなかつた。また方角を聞きけるひまもないうちにんで仕舞つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
惡者共は七八人裏手うらてへ廻り立はさみ前後より追迫るにぞ半四郎は彌々いよ/\絶體絶命ぜつたいぜつめいはたふちなるはんの木をヤツと聲かけ根限ねこぎになしサア來れと身構へたり之を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)