“小女”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こおんな66.2%
こをんな13.0%
こむすめ7.8%
ちび2.6%
あま1.3%
いと1.3%
おとめ1.3%
おんな1.3%
こども1.3%
せうぢよ1.3%
(他:2)2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“小女”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.9%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
やさしく消え入るように答えてそこに三ツ指ついたのは、前夜のあのいぶかしい若者ならで、ちまちまッとした小女こおんなでした。
小倉はだまって頭を下げた。——小女こおんなの拡げて出す黒蛇の目をうけとると、そのまゝ「うたむら」の主人は外へ出て行った。
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
りよ小女こをんなんで、汲立くみたてみづはちれていとめいじた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
赤い腰巻こしまきすそをまくつた小女こをんな草箒くさばうき溝板どぶいたの上をいてゐる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
内職の片手間に、近所の小女こむすめに、姉が阪東を少々、祖母さんが宵はまちぐらいを教えていたから、豆煎は到来ものです。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小女こむすめは観音堂を右にして裏手の方へ足を向けた。山西は暗い方へじぶんから往くぞ、もうめたぞ、と思った。
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
火を持って来たのは小女ちび、膳を運んで来たのはお竹どんで、お糸さんは笑声が余所の部屋でするけれど、顔も見せない
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
というのは聞慣れた小女ちびの声で、然う言棄てて例の通り端手はしたなくバタバタと引返ひッかえして行く。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
掛金の上の処を切抜きました小女あまっちょが手を入れましたけに、直ぐに引っ掴まえて引っくくり上げて
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……この小女あまっちょが這入って来た時に、この界隈の者でない事は一眼でわかります。第一これ位の縹緻きりょうの娘は直方には居りませんようで……ヘヘ。それから一升買いに十円札をん出す柄じゃ御座んせんで……どう考えましても……ヘエ。
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
島の小女おとめは心ありてかくおそくも源が舟頼みしか、そは高きより見下ろしたまいし妙見様ならでは知る者なき秘密なるべし。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
十五六ばかりの小女おんなが、どこからか手紙を持つて使ひに参りました。
こわれ指環 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
おゆうというのは、お高の母であった。お高は一度に、小女こどものような甘い感傷に包まれていった。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
チリヽンと格子戸開きて、「只今たゞいま」と可愛い声してあがり来れるだ十一二の美しき小女せうぢよ、只ならぬ其場の様子に、お六と花吉との顔ばし黙つて見較みくらべつ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「ええ、小女ちいさい方よ、お爺さん、こんなになって……お可懐なつかしいのね。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼はまたニッコロが小女をとめ等の若き生命いのちを導きて貞淑みさをに到らしめんため彼等にをしまず物を施せしことをかたれり 三一—三三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)