“おとめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オトメ
語句割合
処女36.0%
少女30.3%
乙女28.4%
處女0.9%
娘子0.5%
嬢子0.5%
孃子0.5%
小女0.5%
幼婦0.5%
御泊0.5%
未通女0.5%
童貞女0.5%
𡢳嬬0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近づくにしたがって、この蒼ざめた科学者はいかにも勝ち誇ったような態度で、美しい青年と処女とを眺めているように思われた。
出女、入り鉄砲」などと言われ、女の旅は関所関所で食い留められ、髪長、尼、比丘尼髪切少女などと一々その風俗を区別され
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そして、そこに、男のではなくて、豊満なる乙女の肉体を見出した時、私が男であったことをうち忘れて、さも当然の様にほほえんだ。
火星の運河 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
高安王が鮒の土産娘子に呉れたときの歌である。高安王は天平十四年正四位下で卒した人で、十一年大原真人の姓を賜わっている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
これは中臣宅守娘子に贈った歌だが、この方は気がかない程地味で、骨折って歌っているが、娘子の歌ほど声調にゆらぎが無い。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
家の刀自たちが、物語る口癖を、さっきから思い出して居た。出雲宿禰の分れの家の嬢子が、多くの男の言い寄るのを煩しがって、身をよけよけして、何時か、山の林の中に分け入った。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
だが併し、あの郎女は、藤原四家の系統で一番、さびたたちを持って生れた、とわれる娘御である。今、枚岡の御神に仕えて居るめる時が来ると、あの嬢子が替って立つ筈だ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
さてヒコホノニニギの命は、カササの御埼で美しい孃子にお遇いになつて、「どなたの女子ですか」とお尋ねになりました。
依つてスサノヲの命はその孃子に變えて御髮におしになり、そのアシナヅチ・テナヅチの神に仰せられるには
島の小女は心ありてかくくも源が舟頼みしか、そは高きより見下ろしたまいし妙見様ならでは知る者なき秘密なるべし。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
この幼婦のわたくしも、あなた同様、らくも休むことなく、絶えずあなたにお逢いしたいのです、というのであるが、男から、絶えずお前を見たいと云って来たのに対して
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ながら今晩は何分御泊申こと出來難く其譯は今夜村の寄合にて後刻は大勢集まり候間御氣のどくながら御宿御斷り申上ると云けるに武士は樣子
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
だから英仏語ともに未通女の後見として、群聚や公会に趣く老婦をシャパロンと呼ぶ。
恵み深き神はわが父、恵み深き聖母はわが母、三人の使徒はわが兄弟、三人の童貞女はわが姉妹。神の産衣にわが身体は包まれてあり、聖マルグリットの十字はわが胸に書かれたり。
春園に赤い桃花が満開になっていて、其処に一人の𡢳嬬の立っている趣の歌で、大陸渡来の桃花に応じて、また何となく支那の詩的感覚があり、美麗にして濃厚な感じのする歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)