“きむすめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キムスメ
語句割合
生娘69.9%
処女24.7%
室女1.4%
未通女1.4%
素女1.4%
處女1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時にやっと後家さんは、云い損ないに気が付いたらしく、生娘きむすめのように真赤になったが、やがて袖に顔を当てるとワーッと泣き出した。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
お前も可愛がったり可愛がられたりした野郎だ、よく見ておきねえ、なにもそんな処女きむすめみたように恥かしがって下を向くことはねえじゃねえか
昔アラビヤのアブ・ハサンてふ者カウカバン市で商いし大いに富んだが、妻をうしのうて新たに室女きむすめめとり大いに宴を張って多人を饗し、婦人連まず新婦に謁し次にアをぶ。
「いい娘じゃ! こりゃどうじゃ! ……処女おとめの、未通女きむすめの、お手本じゃ! ……俺決定きめた! 俺のものにする!」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かくてシグツナの王宮にいたり得る美なる素女きむすめあらば、その女こそ目前差し迫った大禍難を無事に避くべき妙計を出し得べけれと。
色氣いろけのない男まさりの處女きむすめの女王
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)