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娘子
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おとめ
ふりがな文庫
“
娘子
(
おとめ
)” の例文
高安王
(
たかやすのおおきみ
)
が鮒の
土産
(
みやげ
)
を
娘子
(
おとめ
)
に呉れたときの歌である。高安王は天平十四年正四位下で卒した人で、十一年
大原真人
(
おおはらのまひと
)
の姓を賜わっている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
これは
中臣宅守
(
なかとみのやかもり
)
が
娘子
(
おとめ
)
に贈った歌だが、この方は気が
利
(
き
)
かない程地味で、骨折って歌っているが、娘子の歌ほど声調にゆらぎが無い。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
そして家持は
娘子
(
おとめ
)
などと贈答している歌よりこういう独居的歌の方が出来のよいのは、心の沈潜によるたまものに他ならぬのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“娘子”の意味
《名詞》
娘。少女。
婦女。
他人の妻。
(出典:Wiktionary)
娘
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“娘子”で始まる語句
娘子軍
娘子供
娘子様