“孃子”のいろいろな読み方と例文
新字:嬢子
読み方割合
ヲトメ40.0%
おとめ20.0%
をとめ20.0%
ハヽコ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家の刀自トジたちが、物語る口癖を、さつきから思ひ出して居た。出雲宿禰の分れの家の孃子ヲトメが、多くの男の言ひ寄るのを煩しがつて、身をよけよけして、何時か、山の林の中に分け入つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
さてヒコホノニニギの命は、カササの御埼みさきで美しい孃子おとめにお遇いになつて、「どなたの女子むすめごですか」とお尋ねになりました。
日向の國の諸縣もらがたの君が女、名は髮長かみなが比賣それ顏容麗美かほよしと聞こしめして、使はむとして、し上げたまふ時に、その太子ひつぎのみこ大雀の命、その孃子をとめの難波津にてたるを見て
杵島孃子ハヽコ山ノ條ニ「同天皇行幸イデマシ之時、土蜘蛛八十女ヤソメ、又有、常皇命、不アヘ降服マツロヒ、於茲遣兵掩滅、因曰孃子山
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)