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孃子
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ヲトメ
ふりがな文庫
“
孃子
(
ヲトメ
)” の例文
新字:
嬢子
家の
刀自
(
トジ
)
たちが、物語る口癖を、さつきから思ひ出して居た。出雲
ノ
宿禰の分れの家の
孃子
(
ヲトメ
)
が、多くの男の言ひ寄るのを煩しがつて、身をよけよけして、何時か、山の林の中に分け入つた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
家の
刀自
(
トジ
)
たちが、物語る口癖を、さつきから思ひ出して居た。出雲
ノ
宿禰の分れの家の
孃子
(
ヲトメ
)
が、多くの男の言ひ寄るのを煩しがつて、身をよけ/\して、何時か、山の林の中に分け入つた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
だが併し、あの郎女は、藤原四家の
系統
(
スヂ
)
で一番、
神
(
カム
)
さびたたちを持つて生れた、と謂はれる娘御である。今、
枚岡
(
ヒラヲカ
)
の
御神
(
オンカミ
)
に仕へて居る
齋
(
イツ
)
き
姫
(
ヒメ
)
の罷める時が來ると、あの
孃子
(
ヲトメ
)
が替つて立つ筈だ。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
だが併し、あの郎女は、藤原四家の
系統
(
スヂ
)
で一番、
神
(
カム
)
さびたたちを持つて生れた、と謂はれる娘御である。今、
枚岡
(
ヒラヲカ
)
の
御神
(
オンカミ
)
に仕へて居る
齋
(
イツ
)
き
姫
(
ヒメ
)
の罷める時が來ると、あの
孃子
(
ヲトメ
)
が替つて立つ筈だ。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
汝
(
ワケ
)
は聞き出したね。
南家
(
ナンケ
)
の
孃子
(
ヲトメ
)
は、どうなつた——。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
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汝
(
ワケ
)
は聞き出したね。
南家
(
ナンケ
)
の
孃子
(
ヲトメ
)
は、どうなつた——。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
孃
部首:⼥
20画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“孃”で始まる語句
孃
孃樣