“こをんな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小女82.4%
小婢11.8%
少女5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りよ小女こをんなんで、汲立くみたてみづはちれていとめいじた。みづた。そうはそれをつて、むねさゝげて、ぢつとりよ見詰みつめた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
前にゐた下宿では、盜癖のある小婢こをんながゐて、時折間違があつたが、此處に來てからは安心して居た。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
其處そこらのごみ眞黒まつくろに、とつぷりとれると、先刻さつき少女こをんなが、ねずみのやうに、またて、「そつと/\、」と、なんにもはさずそでくので、蒋生しやうせいあしかず、土間どま大竈おほへツつひまへとほつて
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)