トップ
>
小婢
>
こをんな
ふりがな文庫
“
小婢
(
こをんな
)” の例文
乍
(
たちま
)
ちはたはたと
跫音
(
あしおと
)
長く廊下に
曳
(
ひ
)
いて、先のにはあらぬ
小婢
(
こをんな
)
の
夕餉
(
ゆふげ
)
を運び
来
(
きた
)
れるに引添ひて、
其処
(
そこ
)
に出でたる宿の
主
(
あるじ
)
は
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
前にゐた下宿では、盜癖のある
小婢
(
こをんな
)
がゐて、時折間違があつたが、此處に來てからは安心して居た。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
今や十二時にも成りなんにと心に懸けながら、その音は聞くに及ばずして
遂
(
つひ
)
に
眠
(
ねむり
)
を催せり。
日高
(
ひだか
)
き朝景色の前に起出づれば、座敷の外を
小婢
(
こをんな
)
は
雑巾掛
(
ぞうきんがけ
)
してゐたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
婢
漢検1級
部首:⼥
11画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父