“閭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りよ50.0%
ちまた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清淨しやうじやうみづでもければ、不潔ふけつみづでもい、でもちやでもいのである。不潔ふけつみづでなかつたのは、りよがためには勿怪もつけさいはひであつた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
單純たんじゆんなレウマチスせい頭痛づつうではあつたが、りよ平生へいぜいからすこ神經質しんけいしつであつたので、かりつけ醫者いしやくすりんでもなか/\なほらない。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
清十郎の追払れたりし時には未だ分別のちまたには迷はざりしものを、このお夏の狂愛に魅せられし後の彼は、早や気は転乱し、仕損しそこなふたら浮世は闇、跡先見えぬ出来心にて
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)