“郷閭”の読み方と例文
読み方割合
きょうりょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の郷閭きょうりょの人々のうちには彼の学者として立つ事が彼の Lord としての生活と利害の相反することを恐れるものもあった。
レーリー卿(Lord Rayleigh) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
もし慈君の激励に会わずばその身は碌々ろくろくとして郷閭きょうりょに老いたのであろうと語っていた。これは下谷の鷲津氏の家について聞き得たことである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
石黒氏ノ近業ハソノ名ノ示スガ如ク往昔おうせき郷閭きょうりょノ私塾ナリシ有隣舎ノ沿革ヲ調査シソレガ師弟ノ伝ヲ述ベタルモノニシテコレスナハチ拙稿『下谷叢話』ノ記述スル所トホボソノ事ヲ同ジクスルモノなり
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)